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自転車のハブの構造、玉押し調整

いきなりハブの説明とか!!!

ちょっと順番が違いますが、まあ2年に1回くらいは眺めておいたほうが良い部分なので、自転車のハブの構造の解説と調整(玉押し調整)の仕方を。

 

ハブの構造でもベアリング部に集中してほしいので、前輪の図解と説明で!!!

(後輪はこれにさらにギアがあるのでもう少し複雑です)

↑クリックすると画像が拡大↑

構造なんかは図を眺めていただくとして、玉押し調整について。

「難しい」とよく言われる玉押し調整ですが、丁寧にすればそんなに間違えることは無いはずです。

 

1)ベアリングとカップの中を洗浄したあと、カップ内にグリスを入れて、ボールベアリングを並べます。

 

2)次に片側はすでに玉押しとナットを固定した(玉押しとナットをもともとあった辺りで固定=玉押しにナットを締め付けて固定する)シャフトをグリスを薄く塗って、ハブに差し込みます(図では省略されていますが、ベアリングやグリスを外から隠すための丸いカバーなどがあるのでもとの順番(ナット→玉押し→カバーの順でカサのような形になると思います)で入れます)。

 

3)『玉押しの調整』は片側だけでやればいいのです(表裏でつながっているので)。

片側は大体のところで固定して(玉押しとナットを締めてしまってください)、反対側の『玉押し』をしめていき、ちょうどいいところを見つけます(カタカタというゆれが無く、回転が一番ヌルヌルと・・・グリスが入っているので・・・・・・スムーズなところです)、その場所で玉押しに専用工具(ハブスパナ)か100均でおいてあるような板スパナを使って固定します。

 

4)玉押しの上にナットをしめつけていきます。

走行中に緩まないように強く締めます、この時、玉押し側は動かないようにきっちり固定します・・・(玉押しが動くとベアリング側の調整が硬くなってしまいます)

・・・が、実際にはナットで強いトルクをかけるとどんなに強く固定していも『調整』が微妙に硬くなります、この場合の対策は2つあります。

一つは「今度はナット側を固定して、玉押しを回す(緩くなるほうに)」事です。

これで調整できない場合は、ナットを緩めて再度玉押しを調整します、調整した後にほんの0.01ミリ!(比喩です)玉押しを「緩め」ておきます、その上でナットを締め付ければちょうど良いところに収まるはずです。

まあ、このあたりが「ミリ」とか「センチ」では表現しようがなく、「調整」としかいえないのが「難しい」とされるゆえんだと思いますが、逆に言えば難しいのはここだけです。

 

 

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