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20K自転車の【家の自転車の再利用?】

20000円位から始める自転車生活、ついに始まりました。

さて、まず「家の自転車ではどうか?」というコーナーになります。

 

<老化をどう判断するかが問題>

ポイントはまず、「変速機はあるか?」そして「老化しきっていないか?」であると思います。

変速機が無い自転車でサイクリングをするのは不可能ではありませんが、きっとツライと思いますのであきらめましょう。

20000円くらいのおススメ機種に進んでください。

置き去りの自転車

置き去りの自転車、どこまでの手間をかけられるのか、あなたの愛が試されている!!

さてむしろ問題は、変速機がついている自転車をどう判断するか?でしょう。

……お金をかけないということは相当な面倒がありますよ!!

……と、警告した上で進めましょう。

まず、スタイルは一般軽快車、いわゆるママチャリであるとします。

 

<駆動系の錆>

まず問題は『錆』です。

自転車を手で押したときに、車輪がスルスル……とは進まずにゴリゴリ……と抵抗があるようだと、おそらく買い替えが適切です(ペダルを踏んで同様に異常がある場合も同じです)。

ハブ(車輪の中心、軸の事です)のメンテナンスをしたり、依頼したりすることを初心者講座でおススメすることは出来ません(5~6000円取られてしまいますし、それでも元に戻るとは限りません)

 

それは無かったとして、変速機やチェーンのあたりを眺めて錆があるようであれば、家にあるKURE-556を吹き付けてしばらく近所を走り回ってみてください(ちなみに吹きかけるのは、ギアとチェーンだけにしてください)。

……心が折れる前に錆が落ちましたか?

とりあえずこれで異常なし(というか取り合えず快適に走れた)とすればとりあえず走行については問題ないでしょう。もしも心に余裕があればギアとチェーンをこの機会に使い古した歯ブラシか何かでざっと磨いてあげてください。

最後にミシン油(100均で売っていますね)をギア、チェーンと車軸とペダルの軸にもさしておいてください。

KURE-556は”研磨剤が入っている”などの悪評で自転車の世界では悪名が高いのですが、とりあえず入っているのは「揮発性溶剤」であることが確認されつつあります。

どちらにしろ、車輪の中心軸(ハブ)などにさすと危険(中に入っているグリスが溶ける)なことには変わりがありませんが、とりあえずの”チェーン汚れ落とし”としては使えるようです、でも良い自転車を買ったらやめてくださいね。

【想定される出費>現在のところ KURE556:700円/ミシン油:100円】

 

<制御ワイヤー系の錆>

次にブレーキワイヤーをチェックしてください。

まあ多少のことはこの際だから言いませんが、動きがあまりに硬いようであれば中で錆びている可能性があります。

とりあえずブレーキのワイヤーをタイヤ側で外してから(ブレーキはワイヤーとの間でバネの力で引き合ってますので外れると急に跳ねたりしますので怪我をしないように注意してください)、ケーブルのチューブを抜いてみます。

チューブが無事外れたら、ワイヤーを少し556と布か何かで磨いて、チューブ内にミシン油を挿してから元の状態に戻してください、動きが良くなっていると思います。

ブレーキワイヤー、前用のショート260円、ロング470円ヨドバシにて

外れなければワイヤー交換になります自力でやる気にならなければ自転車屋へ持ち込めば良いと思います、1000円前後でしょう。

→【自力でのワイヤー交換の仕方(写真付)】

自力でやるなら、ハンドル側のケーブルも外してしまいましょう、「タイコ」と呼ばれるT型の金具が引っかかっているだけなので、ブレーキワイヤーが緩んでいる今ならハンドルをめいっぱい握った状態でさらにワイヤーを緩めれば簡単に外れるはずです。

ケーブルは下部のミゾ(切れ込み)から抜けます(ケーブルがハンドルに入ってくるところにねじ式の固定具がある場合ミゾをこの下部のミゾに合わせてケーブルを抜きます)。

“タイコ”が同じ種類のブレーキワイヤーをホームセンターか100均で買って来て、付け替えればOK、となります。

【想定される出費>現在のところ ブレーキワイヤー代:700円(100均で売っていれば100円)/合計:1500円程度】

 

<ブレーキパッドの交換>

サイクリングに行くとなるとそれなりに遠方まで旅立つ事になります。

パッド式ブレーキの場合はパッドを交換しましょう。ねじで止まっているだけですから細かな事は言いません、同じような形のものを買ってくれば良いでしょう、まあ数百円のことです。

ブレーキパッド、ブレーキのタイプによって種類が違う、種類はアイコンで示されている。ちなみに冗談がVブレーキ用(900円前後)、下段が普通のブレーキ用のパッド(700円前後)

取り外し工具は六角レンチか小型のスパナです。これも100均で購入すれば良いでしょう。

六角レンチは一揃いセットになったものを購入しておいてください、ハンドルステム調整でも使います。

【想定される出費>現在のところ ブレーキパッド代:800円(100均で売っていれば100円) 工具2点:200円/合計:2500円程度】

 

<サドルの調整>

サドルを高い位置に変更します。

足がぎりぎり地面に付く範囲に調整します。

本当はもう少し高いほうが…ペダルを一番下まで踏み切ったときにひざがやや曲がるくらいと推奨されますが、そう書いても誰もそうはしないと思いますのでこう推奨しますまあこの”本来の推奨”は覚えておいていただいて、このポジションに慣れたらじわじわ上げると楽になっていくのがわかるのでそのほうが良いでしょう。

サドル調整

 

<空気を入れる>

タイヤに空気を入れてください、カッチリ入ったな~というくらいに入れたほうが良いです(ちなみにこういうのは気圧で計ります、おおよそ3~4気圧くらいが良いと思います)。

 

<メンテナンス終了ヽ(^^)ノ>

さてどうでしょう?乗りにくいでしょう?

……いえ大丈夫です、慣れたらこのほうが必ず良くなりますから!!

でも始めはあまり人の来ないところで練習をしてください!!!

 

とりあえず以上でママチャリを(精一杯)サイクリング仕様にする項目は終了です。

 

私見ですが、ここまでする意味は金銭的には全く無いと言えます、しかし、このステップを踏んだあなたは必ず自転車に少し親しくなっているはずです、大切なのはその経験です。

 

何よりも磨き上げられた愛車に深い愛着が生まれるでしょう、そうですね、ここまでやる意味はきっとそこにあります!!

 

Lavin Bicycle!!

 

<ハンドル交換>

ハンドルについても一応書いておきますが、ちょっと難しいので「興味があったら」トライしてみてください。

もしもあなたの自転車のハンドルが『ストレートバーハンドルであれば特に必要ありません。

 

ハンドルバーをストレートのものに交換すると自転車に乗った時の基本姿勢である「前傾姿勢」が取りやすくなります。

「握り」であるラバーグリップを“エルゴノミック(人間工学的)デザイン”(1000円か2500円、ネジでロックできるものは高いです)と銘打ったものに換えると良いでしょう、ただハンドルの長さの調整が必要です、ブレーキの位置などを調整してあわせます(ドライバーで簡単に出来ると思います)が、それでも長さが合わない(グリップが長すぎる)場合はグリップをカッターか何かで切るしかありません。

ただのハンドル用グリップ、値段は750円ヨドバシにて。

 

あなたの自転車のハンドルが『アップハンドル(カマキリハンドル)』だった場合は特に有効です。

工具は先ほど買った六角レンチがあれば大丈夫!!……でもブレーキやグリップ、変速機の切り替え器などは付け替えるため全て外す必要があります。

【想定される出費>現在のところ ハンドルバー代:2000円 /合計:4500円程度】

 

<ハンドルステムの調整>

ハンドルステムの調整を行います。

ハンドルステムはハンドル付け根の上にある六角のネジで止まっています(たまにこの六角のネジの上にキャップがある場合がありますがそれは取ってください)。

六角ネジを緩めると、ハンドル全体が上下に動くはずです。

ここでハンドルをぎりぎりまで低くします。

ハンドルステム調整

 

 


人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!


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