【山行のお守り】夏も冬も必須のアイゼン……のような物の紹介【2019まとめ】

そういうわけでアイゼンですよ、アイゼン!!

【アイゼン】本来なら「シュタクアイゼン(独:登攀鉄)」の「鉄」の部分が抜き出されてしまった和製用語、「クランポン(英仏:カスガイのクランプの変形語?)」とも説明される。

「ある程度以上の高山」に行くなら「夏でも必須のお守り」がアイゼンです。

とはいえ、みんなが本格的なアイゼンを持ち歩く事はできません、「本格的な雪山」に行くならともかく、低山や夏のアルプスでは……予算は有限ですからね。

【アイゼン必着!!】夏の白馬登山中の看板と雪渓、「少し手を抜く」事が危険につながる。

 

【アイゼンのようなもの】

そういうわけで、上のような「つま先を蹴りこめば氷壁に立てる」ようなアイゼンではないアイゼン、滑り止めとしてのアイゼンのようなものを紹介していきます。

【軽アイゼン】

まずはじめに紹介するのは「軽アイゼン」です。

特徴は「信頼性が高い」事、とにかく壊れません(壊れても紐があれば何とか足につきます)。

「スノーガード(雪の張り付き防止板)」がついているものがおすすめ(無いと雪で「一本下駄」のようになります、あればかなりマシです)。

単純なロープ式が良いような気もしますが、紹介しているエバニューの「バックル式」はスキーブーツのように操作できるので固定が楽です。

 

スノーピークは「ゴムバンド方式」の代表として紹介します。ゴムバンドは長さの調整は家でしてから持っていきましょう、この商品は安いですがスノーガードもないのでおススメしません!!(スノーガード付きのモデルもあります)

 

バンドが切れたり、バックルが壊れた時のために(登山なら他にもいろいろ使い出があると思うので)パラコード(細引き)を持ちましょう。

【スノーチェーン】

はい、もはや一般登山では主流になりつつあるのがスノーチェーンです。

このカテゴリーは「足にゴムで固定」「足全体にスパイクがつく」というパターンでつくられています。

軽アイゼンとの最大の違いは「足全体にスパイクがつく」事で歩き方が雑になって「かかとから足を下ろしてしまっても」スリップする可能性が下げれる点で有効です。

またアイゼンよりも固定が楽な傾向があります(まあ、靴のサイズとの兼ね合いもありますが)。

 

紹介した二商品は靴底のチェーンが「フルチェーン」なのか「一部プレートになっている」のかの違いです、フルチェーンはよく切れるので今一部プレートをテスト中でこちらのほうが良く持つような気がします。

ただし数か所が切れても機能が完全に無くなることはありません。

 

例の「御在所岳遭難」で「急斜面を上がれずにそのまま降りてしまった(その後遭難)」というケースがありましたがこのような場合にもスノーチェーンは有効です。

【スノーバンド(スパイク)】

ゴムバンドにスパイクを埋め込んだものです。

どちらかと言えば「一般用途」として販売されることが多いと思います。

強い力を加えるとピンが飛んでしまうので耐久性には疑問があります(まあそんなにバンバン飛んだりしませんが、5時間歩いて1本あるかないかですから一回の登山で完全にダメになる事はまずありません)。

「つま先(前庭)」用はさすがに力不足で登りでは「気づいたら取れている」なんてことも少なくありません、いろいろ不十分なところはあります。

(まあ、細引きで補強すれば良いんですけど)

 

メリットはそのコンパクトさと価格の安さです。

つま先用はポケットにも入るサイズですので僕は「お守り(忘れた人用)」としてサコッシュの片隅に入れてあります。

【縄(パラコード・ロープ)】

縄を単純に足に巻くだけでもかなり有効な滑り止めになります。

「ワラジが強力な滑り止め」になるのと同じですね。

【亀甲縛ストッパー】本来は縁起の良い結びが…なぜかはばかられる。

詳しいところは過去の記事でどうぞ、亀甲縛りのほうが安定しますね。

「スノーネット」と言うほうが正しいと思いますが、まあとにかく「細引きは持っていたほうが良い」ということです。


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