そういうわけで、一昨年シームテープの再圧着で凌いだレインウェアですが、残念ながらそろそろシームテープのノリが完全に飛んでしまった所が出てきています。
今日はそういう部分のシームテープを張替えしてみました。
シームテープはノーブランド品でも品質は変わりませんでした(価格はほぼ同じで、10メートル長いのでそちらのほうが良いのではないでしょうか?)。
【あっさり剥がれるところを剥がそう】
今回は「あっさり剥がれてしまうところ」を剥がして、それ以外のところを温存する形でシームテープを張り替えてみました。
「フロントジッパー」の上部と下部はよく動く(当たる)ところなので、ボロボロになっていました。
あとはフードと肩周りはよく動き、ザックにもこすられるためかボロボロになっていましたのでこの部分を中心に剥がして張り替えました。
【シームテープを剥がすときにはソフトに】
ガーン!!
フロントジッパーの上下はボロボロでしたが中心部は結構まだしっかりついていたので剥がす時にゴアテックス(雨具本体の生地)のフィルムを剥がしてしまいました!!ショック!!
幸いにも範囲が小さかったのでシームテープを貼って塞ぎましたが、この結果がどうなるかはこの夏に検証してみます(この雨具は軽量タイプで通常のものよりも弱いのですが皆さんもウェアのシームテープを剥がす際にはお気をつけください)。
シームテープを貼る時は写真右端のように「縫い合わせ」の下までテープを入れて圧着しましょう。
(ちなみにテープの順番(どの部分のテープを下にいれるか?)がありますので剥がす時に順番を覚えておきましょう)
圧着は「あて布」をしてアイロンの中温(160度)で10~20秒ほど強くおさえれば圧着できます。
圧着はまず上下を止めて(指でもテープでも)「真ん中を」圧着してテープがズレないようにしてから両端を圧着しましょう。
縫い目がありますので可能なら縫い目の「右と左」を分けてアイロンで押さえるとより強く圧着できるでしょう。
【古いシームテープに「重ねて」つなぐ】
上の写真では上下2つの縫い目のシームテープをほぼおなじところまで剥がしています。
下側は圧着済み、上側は非圧着です。
テープの角はカットして丸めて置くとハゲづらくなりますので、やっておくと良いでしょう。
ちなみにこの場合「テープをはがしたところ」は汚れも無く「良く着く」のですが、それ以外(シームテープの上など)はきれいに拭き汚れを取っておきましょう。
【圧着の完了「半日仕事」】
ウェアのだいたい半分の再圧着をしたところ概ね半日(3時間)仕事になりました。
んー、そうですね結構上手く出来ましたから満足ですが、これまた「このシーズンに行く山を思いながらゆっくりやる」案件だと思います。
……今年も良いシーズンになりますように!!
人生の楽しみをあなたのすぐそばのフィールドで!!
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