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【休日メンテナンス】「ゴアテックス・レインウェア」のシームテープ(縫い目防水)を『再圧着』しておこう。

いい休日になりそうなこの3日間ですが、ふと手が空いた時間があればゆっくりコーヒーでも淹れながら雨具(ウェア)のメンテナンスをしてみては如何でしょう?

前に「ゴアの洗濯は中性洗剤で」というお話をしましたが、その続き「ゴアのウェアのシームテープを再圧着しよう」というお話です。

【シームテープ(継ぎ目テープ)】

シームテープ(シーム剤)とは「生地の縫い目」を防水するための防水、あるいは防水剤(ゴムなど)です。

【Logosの補修キット】シーム剤+補修テープのキット(ホームセンターコーナン)

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ゴアテックスは「一枚物」なら防水ですが、これを「体にフィットさせて(立体裁断)」縫い合わせる都合上どうしても縫い目が存在します。

縫い目は「穴」なので例え防水の糸を使っていても、さらに上から「シール(密閉)」する必要があります。

テントもですがレインウェア(雨具)ではこれを「シームテープ」で行っています。

そして、残念ですがこのシームテープ、2年も着ていると所々剥がれてしまいます。

少しなら良いのですが めくってみて「縫い目が見える」ところまで行ってしまっていたら『アウト』当たり前ですがそこからは水が侵入してきます。

【再圧着はお早めに】

さてこの「シームテープ」ですが、上の商品を見ていただいてもわかるように「熱圧着(アイロン)」です。

【再圧着】はげたところを、再圧着すると、内側の接着剤が浸み出して新品のような加工に戻る。

剥がれてしまった場合も実は「接着面が取れただけ」で「接着剤が無くなった」わけではないので、当て布をして100度程度(僕のアイロンではMID=中)で10秒程度『強く押さえたら』OKです。

生地を溶かしてしまったら何にもなりませんので、まあ初めは5秒程度から試してくださいね。

【アイロンで圧える】ただしアイロンによって微妙に温度が変わるはずなので、初めは探りながら進めてください。

注意点は「1年に一度くらいは再圧着」すること。

まあ、あまりやると接着剤も減ってしまうと思うので良くないかもしれませんが、「ペラペラ」とテープが捲れ上がっても放っておいて着ていると「スレて」接着剤が無くなってしまいますのでご用心。

【ポイントは「フロントチャック」「肩」「フード」】

秋ぐらいには一度ウェアをチェックしましょう。

「形が複雑なところ、良く動かすところ」はどうしても「取れやすい」ので特にを注意しておきましょう。

『立体裁断のウェア』は体にフィットしますが『立体』なので「平面」ではありません(当たり前)、これはアイロンがかけにくいということを意味します。

アイロンはシームテープの半分ずつかけるようにしましょう。

たとえば「肩」と「背中」の継ぎ目のシームテープを再圧着するばあいは、まず「肩側」のシワを伸ばして圧着し、次に「背中側」のシワを伸ばして圧着します。

【肩と背中】平面に置くと当然「シワ」ができるので、アイロンをかけない側にシワを寄せてから『再圧着』(写真左が通常状態、右が下側の「肩部分」を伸ばしている-下側にアイロンをかける)

「テープの半分」をかけるのはなかなか難しいですが、当て布に「目じるし(今回はバンダナの模様)」をつけて、布を置いたときに手触りで「真ん中ぐらい」を判断し、目じるしに合わせれば良いでしょう。

まあ、そこまでせずに「エイヤ」とテープ全部にかけても、もともと着いてたわけですから着くとは思いますけど。

完全にはがれてしまうと「変なしわの残った状態で接着していしまい」その隙間から水が漏れて来る可能性があります。

ま、なんでしょう慌てずに休日の午後に、コーヒーでも淹れ「今年行った山に思いを馳せながら」、ゆっくり作業をするのが良いと思いますよ。


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