【山行報告】笠ヶ岳は断念して「焼岳→西穂高山荘」ルートへ「焼岳まではシンプルで好いミニマムルート、縦走は結構大変」

ははは、予告どおり「西穂高山荘へビールを飲みに」行ってしまいました。
天気も悪いし、体調もあまりよくないしと、まあ「ゆるりと楽しもう」という方向へ転進です!!

そういうわけでターゲットを変更したんですが、その判断ポイントをまずは説明します。

【焼岳から西穂高山荘】西穂高山荘の少し上から撮った写真、茶色の頭が焼岳で、「あいだの縦走路」は木に覆われている。

【焼岳から西穂高山荘】西穂高山荘の少し上から撮った写真、茶色の頭が焼岳で、「あいだの縦走路」は木に覆われている。

 

【ターゲット変更】

前提として言うと「近隣」という事がありました。
今回下山後の宿を予約していましたので、あまり遠くの山に入れ替えるのは難しく『周辺の山で』という事になります。

はじめに「山岳地図」を見て、近隣のルートで「距離が短いところ」「等高線が広いところ(坂が緩やかなところ)」をピックアップして、ネットで検索しました(今回であれば「中尾温泉 焼岳 登山ルート」などで検索)。

【山と高原地図】こういうときはルートが強調されている地図が便利

 

その上でこのルートを選んだのは。

まず簡単なところから言えば「時間が短い」ということ。

『笠ヶ岳』だと9時間は「有人拠点がない」「逃げ場がない」のですが、この『焼岳→西穂山荘』だと6時間の中間地点に「焼岳小屋」があるのでワンステップ置くことができます。

 

つぎに「森が切れないルート」というのが大きな加点になりました。

当日は風雨が予想されていましたからこれは重要な事です、同じく大きな谷(沢)がないこと、アルプスの鉄砲水はつい最近起こったところですし、雨は執拗に続いています。

【縦走路の後半】ざぶざぶと降り続く雨でルートは「水路」に

【縦走路の後半】ざぶざぶと降り続く雨でルートは「水路」に

狙いとしてはおおむね『良かった』と思いますが、ちょっと予想外(評価ミス)だったのは「縦走路(山の尾根伝いの道)」が事前情報(笹のトラバース)から受けた印象以上に「歩きにくかった」事でしょうか。

 

下調べの時間はおおむね2時間、インターネットに相当数の情報がありましたので十分な時間と言えるでしょう。

 


「中尾温泉→焼岳小屋→縦走→西穂高山荘」ルート

 

【中尾温泉から焼岳(小屋)へ】

中尾温泉から焼岳へのルートは元「交易路(ビジネス!!)」で比較的平易なルートです。

【無料駐車場から】京大砂防研究所のあたりからは徒歩、途中の「水槽」からは白煙が立ち上る

【無料駐車場から】京大砂防研究所のあたりからは徒歩、途中の「水槽」からは白煙が立ち上る

逆に言えば「凄く景色が良い」というわけではなく「平凡」なルートでもあります。

【白水の滝】いやまあ、ちょっと土砂が・・・。

【白水の滝】いやまあ、ちょっと土砂が・・・。

とはいえ途中で「白水の滝」などもあり、見所がないわけではありません・・・・・・し、そもそもの目的地の焼岳は北アルプス唯一の活火山というなかなか勇壮な「見所」であります。

【森の中を行く】焼岳の地熱と栄養に支えられて、木々は隆々と茂っている

【森の中を行く】焼岳の地熱と栄養に支えられて、木々は隆々と茂っている

駐車場も無料なので悪くないルートになりました(帰りはケーブルで降りたのですが、宿に迎えをお願いしてここに下ろしてもらったので、特にお金はかかりませんでした)。

 

【焼岳小屋】

【断念】旧中尾峠、本来なら右手には焼岳の姿があるはずだが・・・。

【断念】旧中尾峠、本来なら右手には焼岳の姿があるはずだが・・・。

天気も悪いので焼岳もあきらめ、「旧中尾峠」で小屋に引き返します。

小屋は「小さくて美しい小屋」昼からランプが焚かれ暗いですが、それもなかなか雰囲気です。

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焼岳ラベルのトマトジュース(とまじゅう)がおいしかった。

【高山 寺田農園とまじゅう】焼岳ラベルは限定品らしい(焼岳ファンより)

【高山 寺田農園とまじゅう】焼岳ラベルは限定品らしい(焼岳ファンより)

 

【焼岳→西穂高山荘 縦走路】

焼岳小屋を出てすぐに縦走路の分岐に出会います。

看板が出ているので間違うことはないと思います(どちらかというと間違えるなら「上高地へ降りてしまう」とかでしょう)。

【笹のトラバース】もっと簡易に斜面の笹を切っただけのところがほとんど、根元の「切残し」があるため滑る。

【笹のトラバース】もっと簡易に斜面の笹を切っただけのところがほとんど、根元の「切残し」があるため滑る。

序盤にある笹のトラバース(笹を切り開いた斜面の道)はなかなか良く滑って歩きにくいですね。

アップダウンも繰り返され、焼岳側から歩くほうがこのルートは萎えます。

【ああ、あめ】まあ、仕方ないですね。

【ああ、あめ】まあ、仕方ないですね。

それでも天気がよければ救い(景色)もあるのですが。

まあ、こんな日にはそういう期待はできませんね。

ルート的には特に危険箇所もなかったのですが、後半の本来なら「落ち着いている道」が全部「水路」になっていたので、これもなかなか大変でした。

【北穂高山荘】焼岳側の1/3を除けば道は悪くない。

【北穂高山荘】焼岳側の1/3を除けば道は悪くない。

1日「本降り」だとこうならない山道のほうが珍しいので仕方ないのですが・・・・・・僕たちの救いは翌日の天気予報と西穂高山荘のビールだけでした。

・・・ま、こんな日もある!!

 

 


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