超初心者”暑苦しくない”登山計画『涸沢市民-下りとおまけ』3/3

【二日目 山行:6時間】

さて二日目、帰り道ですね、大切な事は欲張らない事です。

体力に余裕があり、名残が残る心的余裕がある段階で下るのが正解なのです。

涸沢の朝

涸沢の朝

涸沢で朝飯でも食べて、7時前には下り始めましょう(時間が早すぎると思うかもしれないが、山小屋の消灯は21時、他の登山者は4時ごろからは行動を開始するので、勝手に目が醒めると思います)。

小屋の朝食、まあしかし軽くパンでも食べて済ませても良いでしょう。

小屋の朝食、まあしかし軽くパンでも食べて済ませても良いでしょう。

下りのイベントは『昼飯』、嘉門字小屋(上高地バスターミナルから1時間の明神館から徒歩5分)でイワナを食べて、山菜蕎麦でも手繰りましょう。

テラス席もあり、なかなか雰囲気のある嘉門次小屋

テラス席もあり、なかなか雰囲気のある嘉門次小屋

行きとは反対(梓川の対岸)にひかれているルート(木道)を通るのも面白いと思います。

これで無事に上高地(河童橋・バスターミナル)まで降りれば、この山行もおしまい、となります。

 

【三日目 予備日】

三日目の予備があるという事は、「事がなかった場合の事」も考えておかないといけない事を意味します(もちろん家の近所の王将でビールと餃子というのでも良いとは思いますが)。

二日目から三日にかけて一泊する宿の手配です、折角上高地まで来たんだから楽しんで行ったほうが良いと思います。

人数が4人ないし、8人なら上高地アルペンホテルで「ハイカーズルーム」を予約すればよいでしょう。

ハイカーズルームは「二段ベットの相部屋」という設定なのですが、4人部屋と8人部屋があり、人数が揃っていて早めに予約が出来れば貸し切ることが出来るからです(二食付きで8925円)。

村営(市営)なのになかなかやる上高地アルペンホテル(ロビー)

村営(市営)なのになかなかやる上高地アルペンホテル(ロビー)

こちらで予約が取れなければ、五千尺ロッジも面白いでしょう。こちらもスキーヤーズベットの部屋が設定されており、二人セットなら二食付きで1万円ぐらいです。

五千尺ホテルのグループで、明るく清潔な空間を提供しています。
もちろんお金に余裕があれば五千尺ホテル清水屋温泉ホテル帝国ホテルという選択もあります。

五千尺ホテルのディナーから一皿

五千尺ホテルのディナーから一皿

帝国は泊まった事がありませんが、五千尺ホテルのレストランは『本格』の名にふさわしい趣があり、清水屋はもう少しライトですが温泉に浸かれるのは上高地温泉ホテルと清水屋だけです、どちらも近代的で明るいホテルです(温泉といえば、上高地近辺には福地温泉などの良い温泉も多数あります)。

帝国は重厚な山のホテルという趣で、やや暗いのがヨーロピアンな風情を醸しだしています、難点は河童橋からなお20分ほど歩く遠さですが、まあ景色も良いので乗り切れるでしょう。

上高地帝国ホテル

上高地帝国ホテル

・・・という具合に最後に『予備日』・・・・・・無事に終わった時の『晩餐』をセッティングしましょう。

二日間の努力を称え合い、見てきた物や感じたことを話すのはなかなか良い物ですから。

かつて涸沢には貴族がいた、ワンシーズン20日から40日間ものあいだ、涸沢に居を構え、君臨するクライマー達だ。
本計画は彼ら”貴族”の遺風を偲び、その精神の一部をかいま見ることを目的とする崇高な計画なのである(終)

 

 

【おまけ 前日泊オプション】

前日泊ができるという事は、移動時間も遅らせる事が出来るということだ、ただし日中の移動になるので移動日を週末などにはしないこと。

朝から車に乗って、6時間ほどで平湯温泉に到達、タクシーかバスで30分~1時間で上高地に到着する。

 

ということは、8時に関西(首都圏でもほぼ同じ)を出たならば、15時からの行動になります。

これでどこまで行くか?
ズバリ「徳沢ロッジ(おおむね徒歩2時間)」です。
理由はカンタンでここまでは下水が届いているからですね。

なかなか良い感じの"森のロッジ"だ。

なかなか良い感じの”森のロッジ”だ。

貧弱とはいえ水洗トイレに「連動型(これが何かは現地でご確認ください)ウォッシュレット」もあり、風呂にも入れます!!!

アルペンホテル同様、生ビールも旨く、食事もちょっとした旅館並み、とても村営(現在は市営)の施設とは思えない!?素敵な施設である、是非お試しあれ。

ただし夕食は17:30からの一斉開始なので、それに応じて出発時間を前後させる必要があるかもしれないですが。

【前日泊】で徳沢まで前進していると、『涸沢』までの山行は4時間となります。
これで【1日目】はもっと楽チンな道程になるでしょう。

 

 


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