雑記「御在所岳遭難記を読んで」—超初心者は超メジャーな山・ルートを選ぼう!!

そういうわけで、まあまあ炎上しているのではないかと思うのですが「御在所岳遭難記(タイトルは意訳)」を読んでちょっと思ったところを書きます。

【御在所岳地図】

……この記事を読んでまずチェックしたのが「御在所岳、俺のサイトで推奨してないだろうなぁ?」という事です。

結果は……「グレー!!(すいません!!)」一応上のリンクの「ルートまとめ」には入っていませんでしたが「【登山報告】『岩の名所・御在所岳』ルート解説」では「超初心者登山の低山ルート」に入ってました、すいません!!

 

【ルートについて】

まあ、「御在所岳遭難記(タイトルは意訳)」を読んで同情できるところは限られた写真で見るだけでも「かなりルートが危なくなっている」事です。

【御在所岳】写真左はキレット、右は登りの最後のほうにある登り、岩場が続きそれなりに高度感はあるが、投げ出すほどではない。

僕も近隣の山(例えば先日の愛宕山)では何度も書いているように近年の大雨で登山道はどこもかなりのダメージを受けていて「かつては前面的に安全だったルートでも『危険度』が高くなっているポイント」が生まれています。

 

御在所岳の中道は交通量も多く僕自身が「超初心者向け」としているのでわかるように「基本的には危険度、道迷い度」は低いルートでした(過去形)

【崖】山道は必然的に崩れ、変わっていく。

ところがルートのレベルが変わってしまった(劣化した)のです。

ここに経験不足の人が行けば不幸な事故が起きても仕方ないとは思います(今回は道迷いでしたが、滑落などが起きてもおかしくありません)。

 

地方自治体も可能な範囲でルートを「再整備」したとは思いますが、予算は有限ですから……。

 

【北アルプスのルートのほうが安全】

僕が「美しく簡単で安全な」メジャールート(北アルプスの涸沢まで、など)にこだわって『超初心者登山』というコンセプトを掲げているのはこういう「ルート劣化」が最低限に抑えられるからです。

【桁外れのパワー】北アルプスは山道が大きな力で「磨き上げられて」いる。

なんせ動く金が違います、山小屋の数が違います

山道を整備するために必要なリソース(金と人、そしてヘリなどの手段)が桁違いに大きいのがこれらのメジャールートなのです。

(ですので何度か繰り返しているように「低山から始める」というのはあまりおすすめしていません)

 

どうしても「身近なところから」「低い山から」と真面目に考える人ほど選びがちですが、これらのルートは「マイナールート」という事になります。

 

自動車でも『国道ではなくて、田舎のあぜ道』のほうが運転しやすい、安全って事はないでしょ?

情報も探しづらいですし。

 

【問題点は?】

ははは、何を隠そう僕たちも御在所岳で遭難していますから大きなことは言えませんが(僕たちは自力下山しましたが)

この方の「ロープウェーの下に出てなんとなく安心」というあたりは(僕たちは旧道を下っていたので入り方は全く違いますが)なんとなくシンパシーを感じます(笑)

 

で、問題点は……全体的に言えば「心構えがなっとらん!!」という事になりますね(笑)

山はハラハラドキドキのアドベンチャーなんですが、「アドベンチャーワールド(遊園地)」とは違って安全基準なんてものはありません、死ぬような崖にも「かならず手すりを」という事にはなっていないのです。

「マジのアドベンチャー(冒険)」ですので自己責任という部分は強く意識しないと「マジで死んでしまいます」

 

具体的に指摘すると以下のような点になると思います。

 

まあ、ご本人も認められているように「地図も持っていない」というのは論外です。

読図が出来ないというのもあれですが、それならせめて山用のアプリなどを使うべきでしょう。

高度計があれば「地図の等高線」「コンパス」に続く『大きなヒント』を得ることができる。

YAMAPなどを使えば地図を出すことも、自分のいるポイントを確認することもできます(行くエリアの地図は事前にダウンロードしておく必要があります)。

 

「斜面を下りて上がれなくなる」というのも『あるある』です。

こういう場合に必要なのは「軽アイゼン」です。

雪などで滑らないようにするこのツールは当然ですが「急斜面」でも強い味方になります、「手袋」や「ストック」なども『這い上がる』局面では必要になります。

 

夏用の涼しい手袋は鎖場などではあったほうが良い。

 

……とはいえ、これは日本の義務教育のせいでもあります。

一般のみなさんは登山といえば「はき慣れた靴」くらいの知識しか無いと思います、義務教育で実施される登山(始めに接する重要な機会です!!)で読図などの基礎やルートの解説も無く「引率に『連れて行かれる』事を前提とした、時間厳守の行事」として体験してしまうのです……「非常識な登山が日本の一般常識」という事になります。

 

電話をして助けを呼んだのは良かったと思います、「電波が届かないところまで下りてからでは「本当に死ぬ」か、すくなくとも「大きな事件」になったでしょう(できれば「アレ?」と思った瞬間に手を打つべきだったと思いますが)。

 

警察の方についての考えは僕も「彼らも広義のサービス業」とは思いますが、北アルプスのように専門の部隊を置いているところ以外では「通常のサービス外」であるのは間違いありません。

遭難するのはある意味仕方ないのですが(コケただけでも動けなくなることはあります……頑張って本当に死んでしまうよりも助けを呼ぶべきです)、今回の事については相手が怒るのもわかるでしょう。

 

……でも、警察官の態度もちょっと良くないよね「よく頑張った!!」くらい言えないのか!?

(考えてみれば「岳」でもサンポ以外はみんな怒ってるなぁ……まあやっぱ助けに行くとなるとヒートアップしちゃうかなぁ)

 

結果ご無事だったようで、関係者はみんなホッとしていると思います。

……僕はルートの説明を書いている事もありますので「ルート劣化」対策を考えてみたいと思います。

 

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