【リーダーの重責を分業して精度を高める】計画の基本が「リーダー・サブリーダーの体力」で決まる理由

前回は「適切な判断力(体力的に余裕がある事)」がトラブル(遭難)を防ぐとご説明しました。

チームの人数は一桁であればリーダー・サブリーダーに余裕があればチームの能力を維持する事ができます。

【紅葉の愛宕山】神社やお寺の参道歩きは「ルートミス」のリスクを極限まで下げられるのではじめの山行にはおすすめ、京都なら風景も美しい。

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【サブリーダーがいることでリーダーは「ミッション」に集中できる】

【観察】非熟練者(左奥)は姿勢を崩すのでそれをゆり戻す体力を使いもっと疲労する。 熟練者(手前)は体幹が頭を含めて自然に立っている。…こういうところを観察できるのがサブリーダーの視点だ。

【観察】非熟練者(左奥)は姿勢を崩すのでそれをゆり戻す体力を使いもっと疲労する。
熟練者(手前)は体幹が頭を含めて自然に立っている。…こういうところを観察できるのがサブリーダーの視点だ。

リーダーが2人いることはさらに大きなメリットがあります。

一つにはやはり「どちらかのリーダーがトラブルになっても大丈夫」というのがありますが、どちらかといえば「一人が目配りだけに注力できる」と言うのが大きいと思います。

 

トップを歩く事の多いリーダーは道の状況を判断したり、ルート上の「サイン(トラブルの兆候)」に集中するものです。

「メンバーの状況を見る」のはサブリーダーが担当しそれに集中するのが安心ですし、自然でしょう。

ですからサブリーダーはメンバーの一番最後につき、脱落者などが出れば自然に目に入るポジションにつけましょう。

 

 

重要なのはメンバーに休憩のたびに「服装のチェンジ」や「水を飲む事」「行動食を摂る事」を薦める事です。

【冬の愛宕山】ちなみに愛宕山は体力的には少しキツイので休憩場所でちゃんとメンバーの顔色を見よう。適切な休息と、水、エネルギーを摂取する事で全く疲労度が変わる。

【冬の愛宕山】ちなみに愛宕山は体力的には少しキツイので休憩場所でちゃんとメンバーの顔色を見よう。適切な休息と、水、エネルギーを摂取する事で全く疲労度が変わる。

リーダーシップが適切で、危険を上手く回避していても、「面倒さ」に流される事はクリティカルな結果につながります。

 

体温調整の失敗は大きく体力を損失し、脱水症状やシャリバテ(低血糖による昏倒)にもつながります。

 

…困った事に「問題が大きくなるまで」これらの問題は『隠されがち』ですし、本人にもわからない事もあります。

脱水症状などは一度我慢して「ヤマ」を超えるとしばらくは喉が渇いていないように感じる事も多いのです。

 

そういう意味では「こまめに休憩を提案する」事もサブリーダーの役割として重要です。

休憩は登りでは少なくとも1時間に1回は取りましょう、下りは平地ではペースがゆっくりなら必要ないこともありますが、小休止でメンバーの顔を見る事は上で示したとおり重要です。

 

【セカンドオピニオンとして後ろから見る】

チームに問題が無ければリーダーとは独立して地図を見ておく事をオススメします。

【等高線から地形判断しよう】

【等高線から地形判断しよう】

 

どのあたりを歩いているのか?を認識しつつ、「トップ」が何かサインを見落としていないのかを少し引いて眺めておきます。

 

(同じ観察力を持っていたとしても、引いて見る方が見えやすい事も多いのです)

 

リーダーが一人しかいない場合は計画を「半分くらいに」大幅軽減しましょう(上の写真で示したように、一つの神社の参道歩きにするなどの工夫も有効です)。

登山の計画で大切なのは「楽しむ余裕」です。

 

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